広州市
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広州市
広州市(こうしゅうし)は中華人民共和国広東省に位置する副省級市。
広東省人民政府が置かれる省都であり、華南地区全体の行政的中心でもある。
- 人口約713万人であるが、
- 約300万程度と推定される流入人口があり、
- 実質の常住人口は約1,000万人とみられる。
- 上海市、北京市に次ぐ中国第3の大都市。
昔から羊城と愛称され、また花城、穂城の名もあり、穂(拼音: sùi )と略称される。
地下鉄、高速道路網が発達している。
2008年、グローバリゼーションと世界都市の研究グループおよびネットワーク(GaWC)により、第2級世界都市-に選ばれている。
2010年には中華人民共和国国務院により、国家5大中心都市の一つに規定された。
地理
広州は珠江デルタ地帯の北部、西江、北江、東江の合流地点に位置する港湾都市である。
海からは虎門を入り、獅子洋を遡る。隣接の行政市は仏山市、東莞市、中山市、清遠市、恵州市である。
気候
中国の気候区分による南亜熱帯海洋性季風気候であり、
- 年間平均気温は摂氏 22.8 度、
- 最高月間平均気温は摂氏 28.6 - 29.3 度。
- 年間降水量は 1736.1ミリメートルであり、
- 年間日照時間は 1,218-1,826 時間である。
言語
共通語である北京語(普通話)も通用しないわけではないが、広東語(広州話、白話とも)の中心地である。一部で繁体字を用いる他は、基本的に中国国内の他の地域と同様簡体字を用いる
経済
特別行政区である香港と密接な貿易関係である広州市は深圳市などともに中国では比較的に裕福な地域である。
- 広東省広州市のGDPは8200億元に達し、
- 12%以上の伸びを実現した。
- 去年、広州市の一人当たりのGDPは8万元を上回った(1元=15円計算で年収120万円)。
- 2009年、広州市はGDPを10%以上、
- 一人当たりのGDPを8.5%以上伸ばすことが目標であるようだ。